地方への移住者が増えている背景にテレワークの普及が大きく関係しています。これまでの日本では、ビジネスマンは1カ所に集まって仕事をすることが普通でした。たしかにその方法がプラスに作用することもありますが、以前ほど恩恵をうまく得られないことも事実です。これだけインターネット経由で可能なことが増えた昨今においては、マイナスの要因のほうが多くなってきました。

少なくとも高い家賃を払って都心部で生活することは、費用の負担を増加させることに他なりません。1週間程度の仕事であれば特に問題はないので、そのまま遂行しても良いでしょう。しかし、これを長期にわたって続けると、地方に移住した場合と比べてかなり大幅な赤字が出てしまいます。少しでも節約したいなら、テレワーク主体のビジネスに切り替えて、早めに転居することが必要です。

引越しにお金はかかるため、一時的にはコストの増大に悩まされるかもしれません。しかし、それを初期投資と割り切れば、ランニングコストは大きく抑えられます。また、地方に移住した人たちの事例を参考にすることもポイントです。なぜなら、意気揚々とチャレンジしても、失敗して都心部に戻ってくる人もいるからです。

必ずしも成功するとは限らない点を理解しておきましょう。わずかにでも可能性を上げるため、ニーズが高まっている仕事を確認する嗅覚が求められます。できるだけ多くの事例に触れて、先にそれを十分に培ってから実行するように努めましょう。